玄海原発3・4号機の審査書決定 規制委
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佐賀県の玄海原発3号機と4号機について、原子力規制委員会は再稼働の前提となる「審査書」を正式に決定した。
玄海原発3・4号機をめぐっては、去年末行われた国民からの意見公募に約4200件が寄せられ、中には熊本地震の揺れを考えると地震の想定が十分といえるのかとの意見もあった。
原子力規制委員会はこれらの意見を踏まえた上で、安全対策の基本方針といえる「審査書」は技術的には問題ないと判断して、18日の委員会で全会一致で決定した。原発の新たな規制基準のもとでの審査合格は、5か所目。
今後は設備の耐震性の審査のほか、「地元の同意」を得る必要があるため、再稼働は今年4月以降とみられている。