富士山麓「富岳風穴」で氷筍・氷柱が成長中
連日、厳しい寒さが続く中、富士山麓の洞穴の中では天井からしたたる雫(しずく)が凍ってできる氷筍(ひょうじゅん)や氷柱(つらら)が成長している。
山梨・富士河口湖町の国の天然記念物「富岳風穴」。富士山噴火の溶岩でつくられた洞穴内は、年間を通じて0℃~3℃に保たれているが、この時期は天井からしたたる冷たい樹海の雪解け水が氷柱の成長を早める。
落ちてきた雫が地面で凍って上にのびる「氷筍」も今月に入り徐々に成長していて、大きいものは高さ15センチほどに育った。「氷柱」や「氷筍」は、寒さが和らぐ3月まで成長を続ける。