長時間労働の撲滅訴える メーデー中央大会
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29日、労働組合の全国組織「連合」のメーデー中央大会が開かれ、神津会長が長時間労働の撲滅などを訴えた。
連合・神津里季生会長「長時間労働の撲滅、ディーセント・ワーク(働きがいのある仕事)の実現。社会の分断を防ぎ、誰もが安心して働き暮らせる平和な世の中をつないでいくことは各国共通の課題です」
東京の代々木公園で開かれたメーデーの中央大会で、連合の神津会長はこのように述べ、長時間労働や過労死をなくし、暮らしの底上げと格差の是正を訴えた。
また、一連の熊本地震の被災から1年がたった熊本で、いまも多くの人が生活再建のメドが立っていない現状が報告された。
29日の大会には、連合の発表で約4万人が参加し、連合が支持する民進党の蓮舫代表や塩崎厚生労働相のほか、東京都の小池知事が都知事としては猪瀬直樹氏以来、4年ぶりに出席した。