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「草津白根山」噴火警戒レベル1に引き下げ

2017年6月7日 15:42

 群馬県と長野県の県境にある活火山「草津白根山」は、火山活動が低下した状態が続いているため、約3年ぶりに噴火警戒レベルが「1」に引き下げられた。

 気象庁によると、草津白根山では火山性地震の回数が減っているほか、地殻変動の観測でも収縮する傾向が続いているため、気象庁は、火口から1キロの範囲に影響を及ぼす噴火が起きる可能性は低くなったとして、噴火警戒レベルを「2」から「1」に引き下げた。草津白根山の噴火警戒レベルが「1」になるのは、2014年6月以来、約3年ぶり。

 一方で気象庁は、観光地として有名な「湯釜火口」付近の熱活動の状態は高まったままだとして、「湯釜火口」から約500メートルの範囲では、火山灰などの噴出に注意するよう呼びかけている。

 地元の草津町は、今後、今回の噴火警戒レベルの引き下げを受け、夏の観光シーズンに向けて立ち入り規制の見直しを進めていくことになる。