熊本城 天守閣から重要文化財・舟屋形搬出
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熊本地震からの復旧作業が進む熊本城天守閣。その中に唯一取り残されていた、ある重要文化財の搬出作業が行われている。
熊本城の大天守から運び出されたのは、「細川家波奈之丸」の舟屋形。細川家が参勤交代などで使用していたとされる船の一部で、国の重要文化財に指定されている。地震での損傷はほとんどなく、1963年に天守閣に移されて以来、約半世紀ぶりの船出。
現在、波奈之丸の舟屋形の一部は熊本城西出丸の資材置き場に保管され、修復後の来年10月に熊本市の博物館で展示される予定。