地震を想定 避難所で一晩を過ごすイベント
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首都直下地震の発生で帰宅できなくなったことを想定し、大学生が避難所で一晩を過ごすイベントが東京・江東区で開かれている。
このイベントは、災害時にボランティアに参加する若者を育てようと東京・江東区の防災体験施設で17日から1泊2日で警視庁などが開いたもの。
首都直下地震の発生で帰宅できなくなったことを想定し、およそ20人の大学生が参加した。参加者たちは、被災した街並みを再現したエリアで、倒壊した建物などを確認しながら避難したりした。
帰宅できず、施設で一晩を過ごすことを想定し、参加者は、限られた食料を工夫しながらわけあったり、段ボールを使って寝床を作ったりするなど、実際に避難所で起こりうることを疑似体験していく。
首都直下地震が発生した場合、東京都では約500万人が帰宅困難になると想定されている。警視庁では、こうしたイベントを通して首都直下地震への備えを進めたいとしている。