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【地震】甲信や東海など広い範囲で揺れ観測

2017年6月25日 9:02
【地震】甲信や東海など広い範囲で揺れ観測

 25日午前7時すぎ、長野県南部で震度5強を観測する強い地震があった。この地震による津波の心配はない。

 気象庁によると、午前7時2分ごろ、長野県南部で強い地震があった。この地震で、長野県の王滝村と木曽町で、震度5強を観測したほか、甲信地方や東海地方などの広い範囲で揺れを観測した。震源地は長野県南部。震源の深さは7キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.6と推定されている。

 震度5強を観測した王滝村役場の職員「横揺れでしたね。大きな揺れは10秒程度だったと。王滝村は地震多いところなんですけど、以前のものに比べると明らかに大きな揺れでした」

 警察などによると、王滝村では住宅のブロック塀の一部が崩れるなどの被害が出て、断水した地域も出ている。

 震度5強を観測した地域は、2014年9月に噴火した御嶽山の麓だが、気象庁の分析によると、震源は御嶽山の直下から5キロから6キロほど離れた位置にあり、今回の地震と御嶽山の火山活動に直接的な関係はなく、火山活動も今のところ、特段の変化はみられないという。