【長野県南部で震度5強】女性2人が軽傷

25日朝、長野県南部を震源とする地震があり、王滝村と木曽町で、「震度5強」を観測した。この地震で女性2人が軽いけがをした。
気象庁によると25日午前7時2分ごろ、長野県南部を震源とする強い地震があった。地震の規模を示すマグニチュードは5.6と推定され、震度5強を王滝村と木曽町で、震度4を岐阜県や石川県などでも観測した。木曽町にある自動車販売店のショールームでは幅約9メートル、高さ約3メートルにわたってガラスが割れた。営業時間前だったため、けがをした人はいないという。
消防によると、この地震で木曽町では60歳の女性が自宅で倒れてきたタンスが右足にぶつかり、軽いけがをした。王滝村では83歳の女性が自宅で落ちてきたものが頭に当たり、軽いけがをしている。
木曽町や王滝村では住宅の塀や屋根瓦が崩れる被害が出ているほか、木曽町の大泉寺では灯篭が崩れたほか地蔵が傾き、建物の中に納められていた位牌(いはい)が倒れた。
気象庁は揺れの強かった地域では、今後1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意するよう呼びかけている。