震度5強から一夜 木曽町で農地の被害調査
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長野県王滝村と木曽町で震度5強の強い揺れを観測した地震から一夜明けた26日、被災地では役場の職員が農地の調査に入った。
木曽町では26日午前10時半ごろ、役場の職員が田んぼに入り、被害状況を見て回った。この田んぼには25日、木曽町と王滝村で震度5強を観測した地震で亀裂が入り水が抜けたが、応急措置をしたという。木曽町では2か所で農地を確認し、対応を検討する方針。
この地震では、住宅の屋根瓦や塀が崩れ、木曽町で18棟、上松町で3棟、それに王滝村の1棟で住宅の一部が壊れた。
全校児童が40人いる木曽町の三岳小学校では26日朝、子供たちが教師や保護者とともに登校していた。
木曽町では26日未明に「震度3」を観測する地震が起きていて、気象庁は今後1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意するよう呼び掛けている。