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2017年7月20日 15:41

獣医師連盟さらに反論「大臣が混同では?」

獣医師連盟さらに反論「大臣が混同では?」
(c)NNN

 加計学園の獣医学部新設問題で、学部新設が決まる2か月前、山本地方創生相が獣医師の政治団体である日本獣医師連盟の幹部と面会し、「愛媛県今治市」や「加計学園」と具体的に言及して新設する方針を伝えたとの記録が残っていることがわかった。

 日本獣医師連盟が明らかにした面会記録によると、山本地方創生相は加計学園の学部新設が決まる2か月前の去年11月17日に都内の日本獣医師連盟を訪れ、北村委員長や、日本獣医師会の蔵内会長ら幹部4人と面会している。

 その際、山本地方創生相は、獣医学部新設の経緯について、「今治市が土地で36億円、積立金から50億円、愛媛県が25億円を負担し、残りは加計学園の負担となった」「四国は、感染症に係る水際対策ができていなかったので、新設することになった」などと発言したと記載されている。

 面会が行われたのは、国家戦略特区諮問会議が獣医学部の新設を決めた去年11月9日の後で、面会の翌日からは国民の意見を募るパブリックコメントが行われるタイミングだった。山本地方創生相はこれまで、学部新設の候補を加計学園に絞り込んだのは、年末年始ごろだと説明していた。

 北村委員長は日本テレビの取材に「大臣はそもそも加計ありきで話をしている印象を受けた」と述べている。

 一方、山本地方創生相は20日朝、記者団に対して強く反論した。

 山本地方創生相「会合の概要というのが出ていますが、これは獣医師会側の思い込みと私の発言を混同したものでありまして、正確ではありません」「また私からは『京都もあり得る』という旨述べたところ、獣医師会側は『進めるのであれば今治市のみであることを明記してほしい』との発言もございました」

 また、山本地方創生相は、「四国で決まっているという発言はまったくしていないが、獣医師会側がそうだと思い込んでいろいろ発言していた」「私は大体黙って言い分をずっと聞いていた」などと述べた。

 これに対し、獣医師連盟の北村委員長は、「『京都もあり得る』との地方創生相の発言は議事録にも記載がない。面会の時点で獣医師会から今治市のみの明記を求めたことは一切なく、大臣が他の面会と混同しているのではないか」と反論している。