東京4日連続で“夏日”も…山梨県や長野などで“ひょう” 野菜に影響も…
25日は全国的に気温が上がり、東京都心も最高気温27℃と、4日連続で夏日となりました。一方、気温の上昇で大気が不安定になり、急速に雨雲が発達し、山梨県などでは“ひょう”とみられる氷の粒が降りました。
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25日午後3時ごろ、山梨県甲州市で撮影された映像には、あたりは真っ白になり、“ひょう”のような白い粒が降っている様子が捉えられていました。
山梨県内では午後から天気が急変しました。長野市でも雷が鳴り、ひょうのようなものが地面に打ちつけていました。さらに奈良県でも、同じくひょうのようなものが降っていました。
25日の日本列島は、局地的に大気の状態が不安定になりました。
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一方、東京は6月下旬並の暑さとなりました。東京・北千住にある「エスディ コーヒー」では、牛乳瓶に入ったシェークの上にアイスがのった商品が次々と注文されていました。
お客さん
「きょう暑くて、少し体を冷やしたくてアイスがのっているものにしました」
「『もう夏じゃん』と思って、Tシャツで家を出ました」
東京都心の最高気温は27.0℃。4日連続の夏日となり、今年2番目の暑さになりました。強い日差しのもと、皇居ランナーも汗びっしょりで走っていました。
皇居ランナー(30代)
「かなりこたえますね、結構、汗も出てきてます」
――もう少し走れそう?
皇居ランナー(30代)
「職場までは(走って)戻らないといけないので、あと2キロくらい」
25キロも走ったという男性もいました。
皇居ランナー(20代)
「結構、暑いので、しっかり水分とっていこうと思っています」
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全国的にも気温が上がり、鳥取市では今年初めて、最高気温が30℃以上の真夏日になりました。鳥取砂丘では、半袖半ズボンの真夏の装いで楽しむ観光客の姿もみられました。
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この暑さで、影響が出ているところがありました。千葉県木更津市にある観光農園です。畑の中で、話を聞きました。
――この辺は全部、商品にならない?
農業公園ぽんぽこ村 三上徳之代表
「そうですね、破棄になりますね」
サニーレタスは3割ほど、ブロッコリーは約6割が売り物にならないといいます。
三上代表
「一見きれいな感じですけど、中の方は傷んでしまっていたり…」
内側が変色したサニーレタスや、通常のものと比べると真ん中が茶色になっているブロッコリーがありました。
関東では今月、雨の日が多く、さらにここ数日の気温上昇で、変色したり、花が咲いて味が落ちたりしているといいます。
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26日、関東では雲が広がる予報ですが、今後、6月から8月にかけて全国的に気温が平年よりも高くなる見通しで、熱中症に警戒が必要です。