輪島市の南志見地区で約半年ぶりに診療所再開 一時孤立…住民の多くが避難
能登半島地震の影響で一時、孤立し、住民の多くが集団避難していた輪島市の南志見地区でおよそ半年ぶりに診療所が再開しました。
輪島市にある診療所で、久しぶりの再会に笑みをこぼす地元の人たち。市立輪島病院の南志見診療所では震災後、およそ半年の間休診となっていた診療が26日から再開しました。
市立輪島病院・南志見診療所 川崎靖貴内科医「いま体調はどうなんですか?」
「薬飲んどるし、なんか痰が切れんで」
診療所にはさっそく地域の高齢者が訪れ、血圧の測定や医師の問診などが行われました。
「やっぱり遠いし、帰りはタクシーを乗らなきゃいけない」
――ここだと歩いてこられる?
「歩いてこられる。いや、安心した」
市立輪島病院・南志見診療所 川崎靖貴内科医「すごく懐かしい思いはしました、もとから輪島市内にいくのも大変な人たち。ここにきて本当に良かったって言ってくれる人が多いので、その人たちの声に応えられたらいいかなと思う」
診療所での診察は今後も震災前と変わらず2週間に一度行われる予定だということです。