“上空通過”えりも町漁業関係者「不安」も
北朝鮮は29日午前6時前、北東方向に弾道ミサイル1発を発射し、北海道の上空を通過したのち太平洋に落下した。ミサイルが上空を通過したと推定される北海道のえりも町でも、住民に危険を知らせる防災無線が流れないトラブルがあった。
町では国からのJアラートを受信した後、自動的にアナウンスで危険を知らせるシステムとなっているが、今回、正常に作動しなかった。ミサイル発射の情報がすべての住民に伝わらなかった可能性があるという。
29日午前4時30分に港を出て、海上でJアラートを受信したという襟裳岬漁港の漁業関係者は、「まさか自分たちの頭の上をミサイルが通過していたとは」と非常に驚いた様子だった。