神奈川県と千葉県では低気圧の影響で猛烈な雨が降り、千葉県では約３２００人に避難指示が出されている。

　２８日午前６時半ごろ、神奈川県三浦市では住宅街の道路に茶色い水があふれ、横倒しになったオートバイやガードレールの脚の部分がつかった様子が映像で捉えられた。

　この辺りでは、住宅の玄関先の床の部分まで水が入り込み、泥だらけになったり、水没した車が動かなくなったりする被害が出た。また、膝の高さまで浸水したという薬局には、近くの畑から泥が流れ込んでいた。

　千葉県各地では１時間に１００ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、富津市で国道１２７号線が土砂崩れのため通行止めになっている。また君津市では１３５１人に、いすみ市でも１８６９人に避難指示が出されている。

　一方、神奈川県を流れる境川では男性が流されたとの通報があり、警察が捜索を続けている。