新燃岳の警戒レベル引き上げ 注意呼びかけ
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鹿児島県と宮崎県の県境にまたがる霧島連山の新燃岳の火山活動が高まり、気象庁が噴火警戒レベルを2に引き上げたのをうけ、地元の鹿児島県霧島市では登山者に注意を呼びかけている。
6日朝、霧島連山の登山道の入り口に注意を呼びかける文書が貼りだされた。5日深夜に噴火警戒レベルが2に引き上げられ、小規模な噴火が発生する恐れがあるとしている。
気象庁によると、新燃岳の火山性地震は先月23日頃から増え始め、5日午後11時までの24時間に87回観測された。マグマの移動などを示す火山性微動は確認されていないが、小規模な噴火が起きる恐れがあるという。その後も、地震は増えていて6日午前8時までの24時間に138回観測されている。
新燃岳の山頂につながる登山道は2011年の噴火で損傷し安全が確保されていないため利用できない。