台風は暴風域を伴って非常に強い勢力で、千葉県に近づきつつあります。房総半島南部にある南房総市から中継です。

南房総市では15日午後10時前から暴風警報が出ていて、現在は大雨警報・波浪警報も追加して発表されています。

雨は、15日の夜から降り始め、時折、横なぐりの雨が降ることもあれば急に雨脚が弱くなることもあり、不安定な状況が続いています。

海を見てみますと、白波が立ち岩場にかなり高い波が打ち付けられています。朝早くから海を見ていますが、時間がたつにつれて非常に荒れた状況となってきています。

気象庁によりますと南房総市では、このあと、昼ごろから夜にかけて最大風速30メートル、1時間に80ミリの猛烈な雨風が予想されています。また、南房総のエリアは、早ければ昼すぎにも暴風域に入る可能性が高いとみられます。

南房総市では「高齢者等避難」の避難情報が発令され、16日午前6時から自主避難所として7か所で避難所が開設されています。午前11時時点で合わせて76人が避難し、今後も多くの人が避難してくる見込みだということです。