新燃岳 7年ぶり爆発的噴火 空の便に影響
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鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山の新燃岳で6日午後、7年ぶりに爆発的噴火が観測された。
火口内の西側には溶岩のようなものが確認できる。東京大学地震研究所の中田節也教授によると、赤く見えるのは溶岩で、火口内で冷えて固まり溶岩ドームを形成しつつあるという。
新燃岳では5日夜からマグマの動きなどを示す火山性微動の振幅が大きくなり、噴煙の量も増えている。6日午後には爆発的噴火が観測され、噴煙が火口から2300メートルまで上がった。新燃岳で爆発が観測されたのは2011年3月以来7年ぶり。
気象庁は、噴火警戒レベル3を継続し、火口からおよそ3キロの範囲では噴火に伴う噴石に警戒するよう呼びかけている。
また、交通機関への影響も出始めており、およそ20キロ離れた鹿児島空港を発着するほぼ全ての便が午後から欠航となった。