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救命措置をリアルタイムで指示 「Live119」心肺停止の男性を救う 開発のきっかけは“大切な人を思う気持ち”

2022年12月8日 22:09

心肺停止の状態で倒れていた男性の命を救ったとして、4人に東京消防庁から感謝状が贈られました。救命措置の知識のない4人が命を救うことができた理由は、リアルタイムで現場の映像を送信する最新システム「Live119」での指示でした。開発のきっかけは、“大切な人を思う気持ち”でした。

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東京消防庁が、命をつなぎとめた実際のやりとりの様子を、映像で公開しました。

東京消防庁の通信指令室で、モニター画面の前に座っている消防職員が「心臓マッサージはそのまま続けましょう」、「今、救急車が向かっていますから」と指示を出しました。「70代男性が心肺停止の状態で倒れている」と通報が入ったのです。

1分1秒も無駄にできない状況の中、消防職員は通報者に何かを送りました。すると…指令室のモニターに倒れた男性のリアルタイム映像が映し出されました。映像には、あおむけになって動かない男性と、その胸元に手を置く人々の様子が映っていました。

消防職員
「その位置で大丈夫なので、まっすぐ押していきましょう」

消防職員は映像を見ながら、現場にいる通報した人たちに心臓マッサージの指示を出します。胸を押すテンポを教えるために、「1、2、3、4…」とカウントしていました。通報した人たちは指示に従い、救命措置を続けます。その後、救急隊が現場に到着し、男性は一命を取り留めました。

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8日、救命措置をした山本修史さん、三宅真央さん、亀森淳也さん、今井えり菜さんに感謝状が贈られました。

山本修史さん
「倒れている方の状況を説明するということに慣れていないので、動画で見てもらいながら指示を仰げたというのは、すごく安心した記憶があります」

いわゆる“普通の会社員”の山本さんは、救命措置については「浅い知識しかない」といいますが、スマートフォンで男性の様子を撮影し、リアルタイムに状況を伝えられたことで「救急隊が到着するまでの間、4人で命を救う対応ができた」といいます。

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この時に使われたのが、東京消防庁が導入した「Live119」というシステムです。

東京消防庁
「『Live119』によりまして、アドバイスを行っております」

開発のきっかけは、“大切な人を思う気持ち”でした。

システム開発者
「娘がちょっと熱でけいれんをしていたんですけども、『なんで、この焦りをわかってくれないんだろう』『映像で伝えることができたらいいのにな』と」

東京消防庁によると、救急車が出動してから現場に到着するまでの平均時間は「6分29秒」でした(2020年)。その間に「Live119」を使うことで、より的確に状況を伝え、何をすべきか指示をもらえるのです。

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「Live119」の使い方は、119番通報の後、東京消防庁からスマートフォンにショートメッセージが送られてきます。メッセージを開き、「Live119」のリンクをタッチすると、自動でシステムが開きます。

緑色の「承諾」ボタンを押して指示に従っていくと、カメラが起動します。そして赤いカメラのボタンを押すと、リアルタイムに消防の指令室とつながるのです。

実際にスマートフォンを操作して救助活動をした山本修史さんは、「すごいスムーズでした。あれ(Live119)があって、本当に助かったなというのは覚えています」と当時を振り返りました。

男性の命は、システムを使った的確なアドバイスで救われました。東京消防庁は「より多くの人に活用してほしい」としています。