×

特殊詐欺“未然防止”の自衛官を警視庁が表彰 “「受け子」と間違われたこと”がきっかけに…

2022年12月1日 19:05
特殊詐欺“未然防止”の自衛官を警視庁が表彰 “「受け子」と間違われたこと”がきっかけに…

陸上自衛隊の自衛官2人が、特殊詐欺被害を未然に防止したとして、警視庁から表彰されました。きっかけは「受け子」と間違われたことでした。

1日、警視庁・光が丘署で感謝状を受け取ったのは、陸上自衛隊練馬駐屯地に勤務する森顕司さん(26)と長谷川大貴さん(25)です。

2人は先月、深夜に練馬区内のコンビニエンスストアで買い物をしていたところ、80代の女性から「あなたですか」「渡したいものがある」と声をかけられました。

女性が封筒を渡そうとしてきたので不審に思い話を聞くと、息子を名乗る男から電話で金を要求され、コンビニエンスストアにいる男に金を渡すよう指示されたということです。

その話を聞いた2人は、「オレオレ詐欺ではないか」と思い110番通報。未然に被害を防止できたということです。

陸上自衛隊練馬駐屯地では、特殊詐欺の被害防止のために警視庁・光が丘署と高島平署と協力し、隊員が管内のATMなどを巡回するコースでランニングなどを行う取り組みを実施していて、長谷川さんは「普段から防犯について意識してランニングするなどしてきたので、今回、未然防止につなげることができて本当によかった」と話していました。

警視庁は、「地域の皆さんの協力があってこその特殊詐欺被害未然防止なので、引き続き、地域ぐるみでの協力をお願いしたい」としています。