インド製の中絶薬で20代女性“健康被害”
インターネットで購入したインド製の中絶薬を飲んだ20代の女性が、出血やけいれんなどの健康被害を訴え、厚生労働省が注意を呼びかけている。
厚労省によると、今年4月、インターネットで「インド製」と表示された経口妊娠中絶薬を個人輸入して飲んだ20代の女性が、多量の出血やけいれんなどを訴え、仙台市内の病院に入院した。女性は回復し、既に退院したという。
女性が飲んだ薬からは、多量の出血や細菌感染症などを引き起こす恐れがある、日本では未承認の成分が含まれていたという。
厚労省は、この薬を医師の処方なしには個人輸入できない品目に指定し、中絶薬を安易に個人輸入して飲まないよう、注意を呼びかけている。