天皇皇后両陛下 福島訪問から帰京
福島県を訪問していた天皇皇后両陛下は、3日間の日程を終えて帰京された。
福島訪問最終日の11日、天皇皇后両陛下は、相馬市で、東日本大震災の津波で犠牲になった人々の慰霊碑に白菊の花を供え、拝礼された。
11日朝、38度1分の熱があったという皇后さまも、激しい雨の中、天皇陛下と共に慰霊し、その後、津波で命を落とした消防団員の遺族と会われた。
皇后さまは、「多くの方を誘導してくださったんでしょうね」「大勢の人をお助けくださって」と感謝を述べられていた。
また、原発事故による風評被害を気にかけている両陛下は、魚市場を訪れ、水揚げされた魚を見た後、カレイとホッキ貝を購入されたという。
3日間の日程を終えて福島を出発する際、両陛下は、集まった人々の方を何度も見て、手を振られていた。