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H2Aロケットの打ち上げ成功

2018年6月12日 21:02
H2Aロケットの打ち上げ成功

政府の情報収集衛星を載せたH2Aロケット39号機が12日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、成功した。

H2Aロケット39号機は12日午後1時20分に種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは順調に上昇を続け、約20分後、衛星を予定の軌道で切り離し、打ち上げは成功した。

ロケットに載せられた政府の情報収集衛星はもともと1998年に北朝鮮がミサイルのテポドンを発射したことを受け、監視を強化するために導入された事実上の偵察衛星。

内閣衛星情報センター・木野村謙一所長「いまだ国際情勢が流動的であり、色々な情報が錯そうしている中で、正しい情報を探求するためにも、本日打ち上げたレーダー衛星6号機は極めて重要な衛星である。我が国の情報収集能力がより強固となるよう全力を尽くす」

一方、この衛星は夜間や悪天候の場合でも地上の様子を捉えることができ、災害現場の状況把握などにも役立てられている。

H2A、H2Bロケットはあわせて39機連続の打ち上げ成功となり、成功率は97.8%となっている。