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エアコン 賢く使うための鉄則とは?

2018年7月23日 16:06
エアコン 賢く使うための鉄則とは?

この夏は、全国各地で危険な暑さが続き、エアコンは欠かせません。この暑さは、今後も続く見通しですが、ちょっとした工夫で、エアコンの効率的な運転や節電につながるかもしれません。

街の人たちに聞いてみたところ、エアコンを使う上で気になるのはやっぱり―

「電気代の請求が来た時に驚くと思います」「つけっぱなしなのでなるべく抑えたいです」

皆さん、電気代が気になっているようです。では、エアコンを上手に使うには、どうしたらいいのか、ダイキン広報の垣永大輔さんに聞いてきました。

「2週間に1度くらい、フィルターを外して、ホコリを吸い取ることが必要です」

まずは本体の掃除が基本。そして、冷却の効率を下げないように、室外機の吹き出し口には物を置かないことが鉄則なんだそうです。

続いては使い方。皆さん“帰宅したらすぐにエアコンをつける”ことありませんか?実は、注意が必要なんだそうです。

「帰宅した後に、室内が室外より暑いと感じたら、すぐにエアコンをつけるのではなくて、家の中にこもった熱を、窓を開けて追い出してあげることが重要です」

また、節電をしながら、快適性を向上することもできます。

「設定温度を下げるよりも、風量を上げるほうが消費電力は少なくてすみます」

風量を強くすることで、体感温度が下がり、涼しく感じるそうです。設定温度を1℃上げると、約10%の節電になるといいます。ただし、節電を意識しすぎた無理は禁物です。

「お子様や、高齢者の方など、思っていた以上に室温が上がっていて、気がつかず熱中症になってしまうこともありますので、周りの保護者や一緒に暮らしている方々が協力して快適な空間を作っていただければと思います」

ところで、エアコンの電気代。“つけっぱなし”の方が、お得な場合もあるといわれていますが――

「(マンションでは)日中の30分程度の外出であれば、消して外出するよりも、つけっぱなしにしておいた方が、電気代が安かったという実験結果があります」

ただ、気温や湿度など環境によって、大きく左右されるため、快適性を重視して、使い分けるのが良いといいます。エアコンを工夫して使うことで、この先も続く厳しい暑さを上手に乗りきりましょう。



この時期は夜中も暑いので、エアコンをつけっぱなしにして眠る方もいると思いますが、睡眠中は、体温が下がるので、エアコンの設定温度をやや高めにし、タオルケットなど、何か羽織って寝るのがオススメだそうです。