特殊詐欺被害を防止、信用金庫職員に感謝状「大事な資産を守れて、よかった」
都内の90代の女性が特殊詐欺の被害に遭うのを防いだとして、信用金庫の職員に感謝状が贈られました。
警視庁・浅草警察署から感謝状が贈られたのは、東京・台東区の信用金庫職員、田淵絵里さんと副支店長の伊藤洋史さんです。
田淵さんらは5日、窓口で80万円を引き出そうとする90代の女性に対応した際、女性の説明を不審に思い、浅草署に通報。被害を未然に防いだということです。
田淵絵里さん「完全に信じ切っている様子が、お話でわかっていたので、疑うようなことを言わず、真摯(しんし)に聞き、追加の情報を確認しました。(女性の)大事な資産を守れて、よかったなと思います」
警視庁は「『財布を落とした』『お金を工面してほしい』という話は詐欺です」と注意を呼びかけています。