天皇皇后両陛下がトルコ国会の議長夫妻と懇談 2023年トルコ・シリア地震被災者にお見舞い
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天皇皇后両陛下は、トルコ国会の議長ご夫妻と懇談されました。
天皇皇后両陛下は皇居・御所で18日午後4時すぎ、トルコのクルトゥルムシュ大国民議会議長夫妻と面会されました。
宮内庁によりますと、両陛下は議長夫妻と丸テーブルをはさんで座り、通訳を交えて25分ほど和やかに懇談されました。
天皇陛下は、2023年に発生したトルコ南東部の大地震の被災者に対するお見舞いの言葉を述べられ、クルトゥルムシュ議長は日本からの迅速な支援に感謝の意を示したということです。
さらに、クルトゥルムシュ議長からは1890年、和歌山県沖で沈没した軍艦「エルトゥールル号」の乗組員らを日本人が救助したことをきっかけに、両国の友好関係が始まったことに言及があり、天皇陛下は、イラン・イラク戦争の際、トルコが邦人の救出を支援したことに触れられたということです。
議長は、去年の外交関係樹立100周年にあたって秋篠宮ご夫妻がトルコを訪問されたことで友好関係が一層強化されたと話し、さらにエルドアン大統領からの「ぜひ天皇皇后両陛下にトルコを訪問していただきたい」とのメッセージを伝えたということです。