土石流発生の滋賀・米原市で「緊急安全確保」継続、現在の状況は…市は、二次避難進める方針【中継】
1日、土石流が発生した滋賀県米原市では、警戒レベル5に当たる「緊急安全確保」が出されていて、市は避難している住民らの、二次避難を進める方針です。中継です。
緊急安全確保が出ている地域の外から、お伝えします。この道をまっすぐ行ったところが、土石流のあった現場です。1日に比べると、流れ出した土砂が少なくなっているように見えまして、降り続ける雨の中、撤去作業が着実に進んでいます。
1日の昼前、土石流が発生し、土砂が住宅などに流れ込んだ滋賀県米原市伊吹では、2日も朝から重機で土砂を取り除く作業が行われています。警戒レベル5に当たる「緊急安全確保」が出されたままで、近くの小学校の体育館では、住民らが不安な一日を過ごしています。
避難した住民「横にはなっていましたが、なかなか眠れるような状態ではなかった」
避難した住民「不安はありますね。家の中に(土砂が)入っていて、ぐちゃぐちゃになっているようなので」
米原市の平尾市長は、避難生活が長引く可能性がある住民について、2日中にも、近くの民宿へ二次避難させる方針を明らかにするとともに、国や県に支援を求めると話しています。
米原市・平尾道雄市長「できるだけ早く、復興・復旧の計画を示したい。大きな災害なので、国・県に要望を出して支援を求めたい」
この周辺では、2日夜遅くにかけても雨が続く見込みです。関西では、奈良県十津川村や京都府与謝野町でも土砂崩れが起きるなど、地盤が緩んでいるところもあり、引き続き警戒が必要です。