×

食中毒も…飲みかけのペットボトルにご用心

2018年8月16日 14:02
食中毒も…飲みかけのペットボトルにご用心

暑い日が続いていますが、みなさんは飲み切れなかったペットボトルどうしてますか?

実は、ペットボトルに口をつけて飲むと、口の中の細菌が飲み物に入って、ペットボトルの中で増殖してしまう恐れがあるんです。特に気温の高くなる6月~9月は要注意です。

ペットボトル内の細菌が時間の経過とともにどれくらい増殖するかを表すグラフがあります。お茶とミネラルウォーターを常温で放置した場合のグラフを見ると、時間が経つと細菌が増殖してしまうのがわかります。

一方で、冷蔵庫で保管した場合のグラフを見てみると、増殖が抑えられているのがわかります。細菌が増えてしまうとどうなるのでしょう。

関西福祉大学の勝田吉彰教授によると、夏バテで体が弱っていたり免疫力が低下していたりすると、食中毒を引き起こす可能性もあるそう。特に高齢者や子供は、注意が必要だということです。

冷蔵庫で保存する以外に何か対策はあるのでしょうか。

【対策その1】

環境にもよりますが、2時間たっただけでも細菌が増殖しているので、開封後は「2時間を目安に飲みきる」ことだそう。取材した飲料メーカーもなるべく早く消費して欲しいとのことでした。

【対策その2】

「コップにうつして飲むなど、直接口を付けないようにする」ということです。

まだまだ暑い日が続いているので水分補給は大切ですが、飲みかけのペットボトルの扱いにも注意してくださいね。