１９号、２０号の２つの台風が相次いで日本列島に近づいている。鹿児島県の奄美地方ではすでに台風１９号の暴風域に入っており、厳重な警戒が必要。

２１日午後５時現在、奄美地方北部が台風の暴風域に、その他県内全域が強風域に入っている。屋久島町のスーパーでは店の入り口に土のうを積むなど、台風への備えを急いでいた。

屋久島のおよそ１２キロ北西には先週、噴火警戒レベルが「４」に引き上げられた口永良部島がある。台風の接近と噴火が重なると避難が遅れる恐れもあるため、屋久島町は２１日朝、口永良部島の住民に火口から３キロ以上離れた避難所に避難するよう呼びかけた。

現在、三島村に避難勧告が、奄美地方の８つの自治体に避難準備・高齢者等避難開始の情報が出されている。

台風の暴風域には十島村がまもなく、種子島屋久島地方が２１日夜はじめ頃入るとみられ警戒が必要。