介護の現場をAIで支援 ベストプラン提供
超高齢社会の日本において、介護を必要とする人は年々増加している。そんな介護の現場に先端技術を取り入れ、課題解決に取り組む株式会社ウェルモの鹿野佑介代表が語る“AI(=人工知能)を使ったケアプラン”とは?
――AIを使ったケアプランとは、どういったものなのでしょうか?
介護士や理学療法士、看護師といった基礎資格を持つ方が、数年たって受けられるケアマネジャーという上位の資格があります。そのケアマネジャーが、介護を必要としている利用者の課題分析をして、どういうケアが必要かという計画書を作ります。これがケアプランです。
ケアプランを作るにあたって、先ほどあげた基礎資格から見た様々な観点が必要ですが、やはり、1人の人間だと全てを網羅するのは難しいところがあります。
弊社の人工知能は、自分が得意ではない専門外の知識自体をサポートします。知識を平準化することによって、利用者にとってベストなケアができるのではないかという部分で、情報支援をしています。
――介護をこれからしようという方は、どんなプランがベストなのか分からないという状況に陥ってしまうことが多いですよね。そんな時に活用すると良さそうですね。
そうですね。色んな難病の方もいますし、合併症などの医療知識も必要だったりするので、介護の現場でそれを全て勉強するのはすごく大変です。そういう負担を軽減できればなという思いがあります。
■鹿野佑介氏プロフィル
株式会社ウェルモ代表。仙台から福岡までの介護現場のボランティアで感じた問題意識から、超高齢社会を支援すべくウェルモを設立。AIを使ったケアプラン作成など、先端技術による「利用者本位の介護」の実現をめざし、課題解決に取り組んでいる。
【the SOCIAL guestより】