人材不足に悩む地方、画期的アイデアとは?
宮城県女川町で、東日本大震災復興や起業支援に取り組む小松洋介氏(36)。宮城県生まれの小松氏は、震災を機に東京の会社を辞め、女川町での活動をスタート。トレーラーハウスを活用した宿泊施設を立ち上げたほか、女川町を中心に社会課題解決のために、多岐にわたる活動を行っている。
――最近はどのようなことに力を入れているのでしょうか。
最近は、地方の人材不足に悩む中小企業と、主に起業したい新卒の学生をつないで、企業側は人材不足の解消、起業したい側は、そこで経営ポストとして働くことによって、経営を学ぶというようなプログラムを今やろうとしています。
――就活生にとってはこれまでにないキャリアパスになる?
そうですね。普通に一般企業に就職するのではなくて、起業したい人が、経営を直接現場で学べるというような、そんな人材紹介のプログラムを今やろうとしています。
――どういうきっかけで思いついたんでしょう。
私自身が女川町で活動していますが、中小企業の経営者の方から良い人材がいないかという相談が結構来るんですね。そういう相談があって、どうしたら集められるかと思っていて、かたや、人材のほうを見ると、若者たちからは「起業したいけれど、どういう道を歩んだらいいかわからない」みたいな相談がありました。
そういうきっかけが2つある中で、この2つが結びつくと、人材も解消できるし、起業したいほうは、中小企業だと経営からでも挑戦できるので、そういう学びにもつながるかなと思っています。
【the SOCIAL guestより】