風疹の患者数496人に…去年の5倍以上
風疹の患者数が増加し、現時点で、去年1年間の患者数の5倍を超えた。
国立感染症研究所によると、今月9日までの一週間の「風疹」の患者数は127人で、今年の全国の患者数は496人となった。これは、大流行した2013年より後としては最も多い患者数で、この時点で、去年1年間の患者数の5倍以上となっている。
地域別では東京都の146人が最多で、首都圏で多くなっているが、愛知県などでも増加している。
年代別では30代から50代の男性が多く、男性患者の9割が予防接種をしていないか、接種したか不明だという。
「風疹」は妊娠中の女性がかかると赤ちゃんに難聴や心臓疾患などの障害が起きる恐れもある。厚生労働省は、妊娠中の妻や職場の女性に風疹をうつさないために、女性だけでなく、男性にも予防接種を受けるよう呼びかけている。
なお、妊娠中に風疹の予防接種を受けることはできない。