去年１０月、大相撲の元横綱・日馬富士が、貴乃花部屋に所属していた貴ノ岩に暴行し、ケガをさせた事件をめぐり、貴ノ岩が日馬富士に対して、約２４００万円の損害賠償を求めて提訴した。貴ノ岩の師匠だった元貴乃花親方が４日午後、引退後初めて取材に応じた。

元貴乃花親方は４日午後、衆議院の議員会館を訪れて馳浩元文科相と面会し、引退の報告を行った。

今回の貴ノ岩の元横綱・日馬富士の提訴については「代理人に任せている」とした上で次のように述べた。

元貴乃花親方「貴ノ岩も少しずつ元気になって、土俵で活躍できておりますので、そちらにも集中してほしいなという気持ちでいますので」

一方で、引退したばかりで「次は何をしようかと考える余裕がない」などと述べ、来年の参議院議員選挙への立候補など政界への進出は否定した。

また、面会した馳氏から出馬の打診もなく、プロレス界への転身も「そこまで器用にできない」と述べて否定した。