最後の一日…築地市場に「ありがとうです」
11日に豊洲へと移転する東京都の築地市場が6日、最後の営業日を迎えた。
「日本の台所」として人々の食生活を支えてきた築地市場では最終日となった6日も活気にあふれ、いつもと変わらぬ光景が広がっていた。
最後となったマグロの競りでも、威勢のいい掛け声が響いた。6日は生と冷凍あわせて874本が取引され、最高値は青森県大間産で438万5000円だったという。
また、働く人々の表情はいつも以上に引き締まっていて、最後の一日をかみ締めながら過ごしているようにも見えた。
仲卸業者「寂しいというんじゃなくて、市場にありがとうです」
各業者はこれから4日間、本格的な引っ越し期間に入り、11日の豊洲市場開場に備える。