西日本豪雨教訓“危機感持ち避難”国が議論
200人以上が亡くなった西日本豪雨を教訓に、「どうしたら住民が危機感を持って避難するか」ということについて、国が本格的な議論を始めた。
西日本豪雨では、梅雨前線による記録的な大雨によって、川の氾濫や土砂災害が相次ぎ、232人の死者・行方不明者が出た。土砂災害が起きた場所の約9割は、もともと「土砂災害警戒区域」などに指定されていた他、岡山県倉敷市の真備町は、「ハザードマップ」で事前に浸水が想定されていた。
しかし、避難勧告などが出されても犠牲者のほとんどが家にとどまっていたことがわかっている。
16日から始まった国の検討会では、「どうしたら住民が危機感を持って避難するか」ということについて議論し、年内をメドに方策をまとめることにしている。