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KYB 免震装置などの検査データ改ざん

2018年10月16日 22:25
KYB 免震装置などの検査データ改ざん

産業部品メーカーのKYBは、地震の際に建物の揺れを抑える免震装置などについて、検査データを改ざんしていたと発表した。

KYB・中島康輔社長「心から深くおわび申しあげます。誠に申し訳ございません」

KYBは、地震の際に建物の揺れを抑える免震装置と制振装置の製造過程で、性能検査のデータを改ざんしていたと発表した。

国が定めた基準値や顧客と取り決めた基準値を満たさなかった装置について、基準を満たすよう数字を書き換えていたという。

改ざんが行われた、または改ざんの疑いがある物件は、共同住宅や商業施設など全国の約1000件にのぼる。

データが大きく書き換えられていた物件6棟を第三者機関が検証したところ、震度6強から7程度の地震でも倒壊する恐れはないと分かったという。

KYBは、東京スカイツリーにも制振装置を納入しているが、改ざんがあったかは公表していない。