“検査データ改ざん”再発防止に向け対処へ
油圧機器メーカーKYBが検査データを改ざんした問題で、石井国土交通相は、再発防止の徹底に向けて、厳正に対処すると述べた。
KYBが、検査データを改ざんした疑いがある免震装置などは、全国のおよそ1000件に設置されている。KYBは、基準値からのずれがプラスマイナス15%までしか認められていないところ、最大で42.3%ずれていた装置も、データを改ざんして、建物に設置していた。
石井国交相「建築物の安全・安心に対する国民の信頼を揺るがす行為で、極めて遺憾であります」
石井国土交通相は会見で、再発防止に向け、KYBを指導し厳正に対処すると述べた。
また、国交省は、すべての免震装置メーカーの品質管理体制の実態調査を行うことにしている。
KYBは、所有者などの許可が得られたものについて、19日午後、建物名を公表することにしている。