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大嘗祭、国費で賄うべきでない~秋篠宮さま

2018年11月30日 1:44
大嘗祭、国費で賄うべきでない~秋篠宮さま

秋篠宮さまは、来年11月に行われる「大嘗祭(だいじょうさい)」について、「宗教色が強いものを国費で賄うべきではない」という考えを示し、「宮内庁が聞く耳を持たなかったのは、非常に残念だった」と述べられた。

「大嘗祭」は、即位した新天皇が行う国家の安寧を祈る宮中祭祀(さいし)で、1990年の前回の大嘗祭には、およそ22億円が支出された。

政府は、今回も前回と同様、公的な活動の経費にあたる「宮廷費」で行う方針をすでに決めている。

しかし、秋篠宮さまは会見で、憲法に定める政教分離との関係をあげて「宗教色が強いものを国費で賄うべきではない」と述べ、天皇家の私的な費用である「内廷会計」で行うべきという考えを示された。

そして、「宮内庁長官などにはかなり言った」ものの、「聞く耳を持たなかったのは、非常に残念だった」と述べられた。

政府の方針に皇族が意見を述べられるのは異例のこと。