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天皇として最後の新年 両陛下の和歌を公表

2019年1月1日 0:52
天皇として最後の新年 両陛下の和歌を公表

天皇陛下は、1月1日、天皇として最後の新年を迎えられた。平成最後の年の初めにあたり、天皇陛下は5首、皇后さまは3首の和歌を公表された。

陛下は、皇太子時代以来11度目となった去年の沖縄訪問について詠み、「あまたなる人ら集ひてちやうちんを共にふりあふ沖縄の夜」と、離れた場所にいた沖縄の人々とお互いに語り合うように提灯(ちょうちん)を振り合った思い出を振り返られた。

また皇后さまは、『移居といふことを』と題し、「去れる後(のち)もいかに思はむこの苑(その)に光満ち君の若くませし日」と詠まれた。即位後、今の御所に住まいを移して間もない頃の若かった陛下の様子を思い起こし、退位して引っ越した後も、当時の思い出を大切にするだろうと詠まれたもの。

1日、両陛下は皇居で、最後の新年祝賀行事に臨まれる。