静岡県熱海市で行われている釣った魚を市場で売って、街の飲食店や温泉で使えるクーポン券と交換できる取り組み。魚を食べたい場合は、お店で調理してもらうこともできます。

例えば、この日釣れたアラは店で食べようとすると１万円ほどの価格になる高級魚ですが、自分で釣ると、１５００円程度の調理代を払えば食べられるそうです。

市場では、時期やサイズ、出荷状況などで価格が変動。この日は、小ぶりだったなどの理由からアラは１匹１０００円、計１３００円で買い取られましたが、高いときでは、アラ１匹で８０００円ほどになることもあるそうです。

この取り組みは、熱海市の活性化にもつながっています。市場では魚が不足しがちになる週末などに魚が仕入れられることや、釣りでしか手に入らない魚が入るメリットが。さらに、地域クーポンにすることで釣りに来た人が観光地に立ち寄ることが増えたといいます。この取り組みを始めた中川めぐみさん（ツッテ編集長）は――

「現金にすると、そのお金が熱海以外の場所にどうしてもいってしまうので、この熱海の中で、人だったりお金だったりをちゃんと環流させることを目的に思ったので」

引き換えたクーポン券は熱海の飲食店や温泉、お土産屋など全２１店舗で利用が可能。加盟店は今後さらに増える予定だということです。


【ｔｈｅ　ＳＯＣＩＡＬ　ｖｉｅｗより】