来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックの期間中、首都高速道路では、通行量の多い時間帯に、料金が引き上げられることになりそうだ。

これは、大会組織委員会や東京都、政府などが、大会期間中の渋滞対策として検討しているもの。対象は、トラックやトレーラーなどの物流車両を除く一般車両で、通行量の多い日中の時間帯に、通行料金を引き上げる一方、通行量の少ない深夜の時間帯には料金を引き下げる見込み。

また、２人以上が乗った車両の専用レーンの導入なども検討されている。

ただ、料金の引き上げには反発が予想されるほか、こうした対策でかえって一般道が混雑する可能性もあり、今後、国土交通省などが効果について試算を行った上で、具体的な引き上げ額などについて議論していくという。