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池江璃花子選手が白血病を公表 治療法は?

2019年2月13日 15:33
池江璃花子選手が白血病を公表 治療法は?

競泳の池江璃花子選手が白血病であることを公表した。白血病はどんな病気なのだろうか?

血液の中には、赤血球、血小板、白血球といった血液細胞があり、この血液細胞は骨の中にある骨髄で作られる。この血液細胞が作られる過程で異常が起こり、血液細胞ががん化し増殖することで発症するのが白血病だ。

白血病にはさまざまな種類があるが、大きく分けると「慢性」と「急性」に分けられる。専門家によると、慢性白血病はゆっくり進行し健康診断で見つかることも多いという。急に症状が出た場合は急性白血病の可能性が高く、症状としては貧血や、出血・あざができやすくなり熱がでることもある。

先月から行っていた合宿中、池江選手は何度か体調不良を訴え練習を切り上げる場面があったという。どんな治療法になるのだろうか?

東京慈恵会医科大学の腫瘍・血液内科 島田貴教授「急性白血病を前提として話すなら、最初は抗がん剤を使った化学療法という形になります。なるべく骨髄を良い状態に持っていくのが最初になる」

治療期間は短くても半年ほどになるという。2020年東京オリンピックに出場するには、7月の世界選手権で優勝、または来年4月の日本選手権で選考基準をクリアする必要がある。

池江選手は自身のSNSで「今は少し休養を取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います」とコメントしている。

【the SOCIAL viewより】