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2019年2月21日 20:39

「青梅」と「青海」間違え…“新対策”話題

「青梅」と「青海」間違え…“新対策”話題
(c)NNN

電車を降りたら目的の駅じゃなかった、という経験をしたことがある人もいるのではないだろうか。その対策として東京のある駅が始めた対策が、いま話題になっている。

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この駅名、何と読みますか?
「青梅」→「おうめ」 「青海」→あおみ

この2つの駅、似ているけど違う。東京都西部の青梅市にあるJR「青梅駅」は明治27年開業。125年の歴史がある伝統の駅。

一方の「青海駅」。青梅に似ているが、2文字目が「梅」ではなく「海」。読み方は「あおみ駅」。臨海副都心のゆりかもめの駅で、開業23年の比較的新しい駅。

この紛らわしい2つの駅によって、ミスをしたのが、アイドルグループ「HIGHSPIRITS」の小室あいかさん。小室さんは3か月前、青海駅近くの会場でライブを行う予定だったが…。

HIGHSPIRITS・小室あいかさん「駅員さんにライブ会場はどこにありますかと言ったら『ハイッ?』みたいな顔をされたんですよ。もう一回調べたら『よく見たら漢字違うぞ』と」

青海駅に行くはずが、到着したのは青梅駅。

HIGHSPIRITS・小室あいかさん「やばい、どうしようと涙が止まらなくて。何時間くらいで着くのかと思ったら、約2時間かかる」

青梅駅から青海駅までは直線距離で約50キロ。電車で2時間弱もかかるほど離れている。ライブに間に合わなかった小室さん。事務所におしかりを受けた。

JRによると、こうした間違いがごく稀に発生するため、先月、こんな看板を設置。

「ここは青梅(おうめ)駅」「間違って青海(あおみ)駅だと思ってお越しの方、正しい行き方は…検索を」と、ポスターを掲示する異例の事態。

しかし、間違いは市民に“意外な利益”をもたらすことも…。観光産業がちょっと潤ったという。

まちの駅青梅・和田保彦さん「青海のイベントに行くのにコンサートとか。そういうところに行きたかったけど、これから帰るのに2時間近くかかる。どうやっても間に合わないからといって町中を散策して帰ると」

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一方、全国では、もっと大規模な間違いが―。やってきたのは、草津駅。周辺には…「人気ナンバー1 草津たび丸どら焼き」とどら焼きのおみやげ。そして…「ゆ」の看板。しかし、銭湯と書いてある。見渡しても温泉の湯けむりが見当たらず、みんなが知ってるあの草津とは何かが違う。果たして私たちは、どこの草津にいるのだろうか。

草津市観光案内所・古市美佐枝さん「ここは“滋賀県の草津市”なもので、草津温泉は群馬県の草津町なんで、まったく違うんです」

そう、あの草津とは別物で、滋賀県の草津市。ここでは、外国人観光客の間違いが多発している。

草津市観光案内所・古市美佐枝さん「ドバイからの方もガラガラ(キャリーケース)引っ張って、関空からお見えになりました」「(Q第一声はなんと?)湯畑、湯畑っていいはる。スマホ見せて 『湯畑はどっちに行ったらいいんか』って。『タクシーで行くんかバスで行くんか』っていいはる」

湯畑がある群馬の草津町へは、直線距離で約300キロ。新幹線などを乗り継ぎ6時間以上もかかる。しかし、市は間違えやすい事を逆手にとって、PR映像を制作。市長自ら出演して必死のアピール。

草津市役所 商工観光労政課・有村潤課長「温泉はないんですが、琵琶湖は大きくありますので」

琵琶湖のほとりに立地する滋賀県草津市は、歴史ある宿場町として栄え、もともと有名な観光地。

草津市観光案内所・古市美佐枝さん「向こう(群馬の草津町)の方にも間違えて行かれる方もいらっしゃるという話も聞きました」

こちらの草津も観光は充実していた。