大阪都構想を巡り、大阪維新の会と公明党が決裂したことを受け、松井府知事と吉村市長が辞職願を提出した。大阪では、来月、府知事と市長のダブル選挙が行われることになった。

大阪府・松井一郎知事「公明党と協議をしてきた住民投票までのスケジュールの約束、きのう（７日）、完全に崩壊しました」

大阪市・吉村洋文市長「公明党と戦うという思いでクロス選挙に臨みます」

松井知事と吉村市長は、８日午後６時すぎから記者会見を開き、そろって辞職する理由について、「大阪都構想を巡って、公明党と住民投票を行うことで合意していたのに、約束を反故にされた」ことを挙げた。

来月７日の統一地方選と合わせて行われるダブル選には、松井知事が市長選に、吉村市長が知事選に入れ替わって立候補する方針。

一方、公明党も同じ時間帯に会見を開き、「維新とスケジュールで合意した事実はなく、まさに選挙の私物化、党利党略以外の何物でもない」と反発している。