天皇陛下 退位に向けた一連の儀式始まる
天皇陛下の退位に向けた一連の儀式が12日から始まった。陛下は皇居の賢所で最初の儀式に臨まれた。
12日午前、皇居には、儀式に参列する皇太子さまをはじめ皇族方が入られた。天皇陛下は、天皇の装束である「黄櫨染御袍」に身を包み、午前10時から皇居にある天照大神をまつる賢所で「賢所に退位及びその期日奉告の儀」に臨まれた。
この儀式は、来月30日の陛下の退位に向けて11ある一連の儀式の始まりにあたる。陛下は、退位を報告する「御告文」を読み上げ、その後、皇霊殿と神殿でも儀式を行われた。
宮内庁は、退位の儀式については、陛下のお気持ちを踏まえて「粛々と静かに」行う方針で、三権の長は出席せず、皇族方のほか宮内庁と皇宮警察の職員が儀式を見守った。