陛下御告文“国家、国民を守り更に繁栄を”
30年前の7日は、昭和天皇が亡くなり、天皇陛下が即位された日。昭和天皇が眠る武蔵野陵と皇居では、昭和天皇をしのぶ儀式が行われた。
東京・八王子市の武蔵野陵では、「昭和天皇三十年式年祭の儀」のうち、「山陵の儀」が行われ、天皇皇后両陛下が儀式にのぞまれた。皇族方の他、安倍首相ら80人あまりが見守る中、天皇陛下は、玉串をささげて深く拝礼された。
そののち、陛下は「国家、国民をお守りくださり、更に繁栄させていただきますよう、お願い申し上げます」という趣旨の御告文を読み上げられた。
また、皇后さまも続いて玉串をささげて拝礼された。
一方、皇居では、歴代天皇の霊を祭る皇霊殿で「皇霊殿の儀」が行われ、皇太子ご夫妻が両陛下の名代として儀式にのぞまれた。