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“過去最悪”特殊詐欺、官民連携で対策協議

2019年5月7日 15:23
“過去最悪”特殊詐欺、官民連携で対策協議

去年、東京都内でおきた特殊詐欺の被害件数が過去最悪となる中、警視庁は7日、『特殊詐欺対策官民会議』を開いた。

『特殊詐欺対策官民会議』には、金融機関や電気通信業界など、110の民間団体が出席し、金融機関の窓口やATMの前での声かけにより、特殊詐欺被害を未然に防止したとして、金融機関や警備業者など7社が警視庁に表彰された。

去年、水際での声かけなどの対策によって、被害の防止につながったケースが2200件あまりあり、総額は21億円以上にのぼるという。

去年1年間の都内における特殊詐欺の被害は3913件でおよそ84億円にのぼり、被害件数としては過去最悪だったことを受け、警視庁の斉藤実副総監は、「被害防止のため、あらゆる機会における声かけが重要」だと訴えた。