「SNS活力に」切り絵作家の超繊細な世界
去年11月に切り絵作家・福田理代さんが制作し、SNSに投稿した作品「海蛸子(かいしょうし)」。1枚の紙を切り抜き表現された細かな模様や立体感が注目を集め、10万以上の「いいね!」を集めました。
時計修理会社に勤める福田さんは、夫と中学生の息子の3人暮らし。仕事と家事の合間に制作を行います。作り方自体はとてもシンプル。紙の裏にシャープペンで下書きし、カッターで切り抜いていくだけ。作品が完成するまで、平均1~2か月かかる地道な制作です。
福田さんは切り絵制作を27年続けています。近年、スマホやSNSの普及により、創作活動に変化があったといいます。
福田さん「最近スマホの画像が良くなったので、隅々まで繊細なものが(SNSに)載せられるので、そのあたりを皆に見てもらって反応してもらえるのは、やっていく上で活力になると思っています」
切り絵の魅力を伝えやすくなり、Webでの作品販売や個展など活動の幅が広がっています。
「果てしない下書きを描いても、1日に1センチずつでもやれば、いつか終わるんですよ。あとは(紙が)つながった状態でどこまで表現できるのか、それがすごい達成感になると思います」
【the SOCIAL viewより】