“タイヤ跡”が文字や絵に!スタンプバイク
自転車が通った後の地面をよく見てみると、ペンギンやパンダなどのイラストが描かれています。他にも“しぜんをのこそう”という文字も…実はこれは広告。水を使ってタイヤあとを広告に変える“スタンプバイク”です。
自転車シェアリングサービスで、使われている電動アシスト自転車の後輪部などを改造して作りました。3Dプリンタで製作した特殊なタイヤを使用しています。接地面は文字やイラストが印字できるよう立体化。タイヤを交換すれば別の広告にすることもできます。
1回の補給で2リットルの水が入り、スイッチを押すとポンプが稼働。ノズルから水を出し、タイヤの接地面をぬらして、地面に印字する仕組みです。水なので自然乾燥します。
開発メンバーの1人・小川さん「雨上がりのタイヤあとがデザインになっていたら、わくわくするんじゃないかなという発想がきっかけ」
きれいに印字させるため、ぬらす水の配分にこだわり、8か月かけて完成にこぎつけました。しかし実用化は未定といいます。
小川さん「タイヤをぬらすことで滑りやすくなったりとか、タイヤの強度の面など実用化に向けてハードルはある」
水を広告媒体にするアイデアから生まれた“スタンプバイク”。新しい広告のあり方を今後も検討していくといいます。
【the SOCIAL viewより】