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塩野義製薬“30分以内に…”実用化進める

2020年6月22日 19:41
塩野義製薬“30分以内に…”実用化進める

塩野義製薬は新型コロナウイルスに感染しているか、30分以内に判定できる、新しい検査方法の実用化を進めると発表しました。

現状では、新型コロナウイルスに感染しているかを調べるには、主にPCR検査が使われていますが、塩野義製薬が発表したのは、「革新的核酸増幅法=SATIC法」による検査です。

この方法を使った新型コロナウイルスの検査は、東京医科大学と日本大学の共同研究チームが開発したもので、PCR検査のような機器は必要なく、採取した唾液やのどの粘液を95度に加熱処理し、特定の試薬と混ぜると25分ほどで陽性の場合、色が変わるということです。

研究チームは、PCR検査と同等の高い感度をもつとしていて、クリニックなどの医療機関や検疫での利用が想定されています。

塩野義製薬は感度が高く安価な診断方法が求められているとして、「早期実用化に取り組む」としています。