東京五輪・抽選チケット アクセス集中で…
来年夏に迫った東京オリンピック。抽選制の観戦チケットの申し込みが29日正午前に締め切られた。駆け込みで申し込んだ人も多かったようだが、最終的な予約サイトへのアクセス数は驚きの数字となった。
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29日、何のチケットを予約したか、街ゆく人に聞いた。
30代主婦「サッカーとバレーボール、ラグビー、陸上」
20代学生「僕は開会式とテニスとラグビーとりました」
10代学生「競泳と柔道です。阿部一二三選手が気になっているので。(自分と)顔が似てるって言われるので」
開催まで、ついに1年2か月を切った東京オリンピック。その観戦チケットの抽選申し込みの締め切りは、当初「28日まで」だったが、アクセスが集中したため、大会組織委員会は急きょ、「29日の午前いっぱいまで」に延長した。
28日夜に申し込みを試みたという人に話を聞いた。
20代学生「(28日夜)0時頃にやろうとしたら、前に99万人いますみたいな表示が出て」
なんと、100万人近くがアクセスしていたという。
29日の午前、改めてサイトを見た。
記者「申し込み終了まで1時間を切りましたが、販売サイトを見てみますと、前に並んでいるユーザー数がおよそ28万人、待ち時間が1時間と表示されています」
28日夜よりは、減っていたものの、午前11時すぎ時点で「およそ28万人」待ち。
こうした中、チケット申し込みを試みる人を発見した。
大学生(21)「もっと早くやっておけばよかった」
高校までソフトボール部だったという都内の大学生。
大学生(21)「ページが見つからないって出てます」
多くの人が殺到したためか、アクセスできず。
再度チャレンジすると、アクセスできたものの32万人待ちの状態。
大学生(21)「これもう無理ですよね…」
締め切りまで、2時間あまり。果たして、チケットの申し込みは無事にできるのだろうか。
記者「正午になりました。受け付けは終了しましたと表示されています」
そして正午、チケットの受け付けが終了。
正午すぎ、先ほどの女性の元を再度訪れた。
大学生(21)「あ!やっとできましたー!」
2時間半ほどかかったが、無事に申し込みをすることができた。
組織委員会によると、29日正午時点のID登録者数はおよそ750万人。サイトにはのべ2425万件のアクセスがあったという。
チケットの抽選結果は、6月20日に発表される予定。